先週の週末日曜日、9月25日は 赤城山ヒルクライム でした。去年は小雨降る中ドローンが落ちたりして違う意味で話題になりました。今年は大会通算6回目。私は通算4回目の出場となります。毎年前日に受付を済ませ、当日は夜明け前から会場に向かっていました。山頂まで持っていってもらう荷物を預ける場合受付が6時リミットなのです。という事はつまり、会場まで約30分。起床してからの準備に30分。早朝4時半起床になります。これは結構キツイ。そして荷物を預けた後のスタート時間7時半までの待ち時間も1時間以上と相当長い。と、いう事で、今年は荷物預けるのやめました。と、いうのも今年5月の 榛名山ヒルクライム 通称ハルヒル時に渋滞&遅刻で荷物預ける時間に間に合わず。。やむなく必要最低限の飲料・ジャケット・ツール等をウェアのポケットやサドルバックに詰め込んでレースに挑んだところ、それほど邪魔でもなく、さらに受け取りの手間もなく、何ら問題なく行けたので今回も荷物預けナシ作戦で行こうかと。本気でタイム出したい人は無駄な荷物、ウェイトは厳禁でしょうが、私めは楽しく走って完走できれば良し、というスタンスなので。という訳で6時起床。朝日を浴びつつ会場に向かいます。第1グループスタート直前の午前6時55分、会場到着です。
すでにトップグループがスタートラインに並び、会場も沸き立っています。その合間をくぐって私、申告時間2時間の第8グループ集合場所にセット完了です。知り合い数人と会話をしておると移動開始のアナウンス。待ち時間もほとんどなく、荷物預けナシ作戦、コリャかなり良いです。そうこうしている内に我ら第8グループ、もうすぐスタートです。
どこぞのお偉方の挨拶の後、パン!とスタートの合図です。一団が走り出します。毎年この瞬間がたまらなく快感です。頑張ってー、の声援に包まれます。スタートゲートの合同庁舎前を通過し、揚げ物系がかなりおいしい定食屋さんその名も とんかつ太郎 さんそばの鋭角を曲がり前橋赤城線に。ここから数百メートル先の上細井町交差点付近から計測開始です。ここまでお話しつつ流した仲間ともしばしお別れ、それぞれ孤独な戦いが始まります。ここから鳥居を抜け旧料金所付近まで緩い上り坂が続きます。沿道でたくさんの声援を頂き、太鼓を叩かれたり八木節踊ったりされ、大変良いパワーを頂戴します。この雰囲気に包まれる為にエントリーしていると言っても良いです。本当に楽しいひと時です。アドレナリンがビュービュー出てると思います。
ですがハッピーアワーもここまで。もうすぐ峠が始まります。若干尿意をもよおしたので旧料金所でトイレ&給水休憩入れる事に。レース前に時間がなくてトイレに行けなかったモノで。ちょっと予定外でした。ササッと用を済ませ、給水所でお水チャージ。さてここからが試練の道です。ここに来る度、頭の中に「巨人の星」のテーマが。おーもーいーこんだーらっしれんーのーみーちーおー、ゆくがー、おとーこのー、どこんーじょーおー。。繰り返しパワーチューンです。ハルヒルに比べ斜度はキツくないものの、総距離20kmと5km以上長いのでスタミナ勝負になります。前半頑張ってしまうと後半持たなくなるのです。
姫百合駐車場を超えれば斜度も緩くなる、だからそこまでの辛坊、と思っていても、それまでの疲労の蓄積もあるので全然楽にならないのです。数字的にはカーブ1の手前ストレートが一番斜度がキツイという事。確かにキツイですが、そこをクリアしても各所に同等な勾配もあるので安心できません。つまりは一定のペースを崩さず、遠くを見ずに常に手前の坂をひとつひとつクリアする事が大事と常に考えております。それでないとマジ心が折れます。経験談。
姫百合駐車場の給水ポイントはそのままスルーし残りおおよそ5km。ここからが自分との戦いです。キツイ心肺とガクガクな膝、痛むお尻に鞭打って気持ちを奮い立たせます。和太鼓のたくましいビートが赤城山に響きます。最終給水ポイントで和太鼓ビートにエネルギー頂戴しつつ走りながら給水。ここまでくればゴールはすぐそこ。沿道の応援も本気のヤツです。あと少しー!まわしてまわしてー!!と。一瞬プロレーサーになったかのような錯覚に陥ります。これに乗っかって手前でスパートしちゃうとゴール手前で悲惨な事になります。ラストの直線ストレート。非力ながら全力出し切ってスパート。ゴールの瞬間、達成感と周囲の声援と相まって最高の気分です。脳内モルヒネがジャブジャブです。
軽くお水を頂いて早々に下山ポイントへ向かいます。足に巻いた計測チップを返さないといけないので、大沼近くのおのこ駐車場、荷物預けポイントまで下ります。チップを返してそのままビジターセンターの下山待機ポイントへ。毎年ここで頂くなめこ汁が至福のひと時です。今年も頂けました。
うんうん!体の細胞が喜んでいます。沁みます!今年も最高です。そうこうしていると、さほど待ち時間もなく下山開始。今年は全然待たないなぁ、と。ここから先程下った新坂平までの登りを登り返すのが、疲れた体にナカナカくるんですよね。。さほど待ち時間もなく順調に下山開始、と思いきや、去年はスムーズに流れていた、大川食堂交差点付近から下山渋滞。。
これなら山頂でちょっと時間を置いて、余裕をもって降ろしてくれた方が良いのかなぁ、と。市長、来年はよろしくお願い致します。会場に戻り軽くランチです。レースを終えた多くの皆様、みんな充実した良い顔しています。これだから止められないんですよね。帰宅前に完走書を発行してもらいます。タイムはどうかなー、と期待しつつ。。結果過去最低タイムで撃沈。。やはり連日の雨天で実際にコースを走れずなど、練習不足が結果に出たのかと。それでもまあ完走できたので良しとしましょう。
今年は3,200人出場と過去最高だったでしょうか。参加料もこれまでの6千円から8千円と2千円アップ。山本市長 曰く、人数よりも質の高い大会にしましょう、との事。確かに毎年良くはなっているかな、と。個人的には手拭い好きなので、参加賞の手拭いを復活してもらえると嬉しいのですが。
また来年も参加したいと思います。お疲れ様でした、ありがとう御座いました。
[link] : 第4回榛名山ヒルクライム in 高崎
[link] : とんかつ太郎 上細井店 – 三俣/とんかつ [食べログ]
[link] : 群馬県前橋市|定例記者会見概要版(平成28年4月12日開催)
[link] : 山本龍後援会 | ともにつくろう、県都前橋