内痔核根治術（結紮切除）いぼ痔手術体験記その９ – 術後１３-１５日。20年以上育て上げたイボ痔とサヨナラした手術体験日記ブログ。

2018年3月10日
いぼ痔手術体験記

手術痕の傷口が化膿、爆発し、結果バイパス化、軽い痔ろう状態との事で憂鬱な気分で帰宅した前回。疲れ切って布団に潜り込んでいると、肛門に痛みとは違う違和感。常時続く痛みと疲れで布団から出たくなかったのですが、便意を催したのかもしれない、と、身を起こしました。
ちなみに以前どこかで書いたかもしれませんが、常時手術痕が痛むので、平時と違って便意の感覚がよく分からないのです。特にオシッコに関しては、出そうだな、と思っても、お尻の痛さに尿意がかき消される感覚で、本当に出しづらいのです。。

ケツ痛に難儀する重い身を起こし、試練の場、忍耐のトイレに。ゆっくりと腰を下ろします。無理せず頑張らず、ムムムっ、、と軽めにイキみ。、。ニョロニョロっと軟便が肛門を通過。その後に訪れるピリピリピリッ！！と徐々に倍増する痛み。、。おぉぉ、、、と冷や汗カキカキただひたすらに耐え忍ぶのみ。。修行です。。マジしんどい荒行です。。
いつもの排便では一山超えてフィニッシュですが、この時はなんとなくまだ出し切っていないような違和感が持続。なんともすっきりしないので、覚悟を決めてもうちょっと頑張ってみる事に。うぅ～っんん、、と、冷や汗カキカキ。。焦らず力まず根気よく。。するといつもより多めに、ゆるめな便が出たかと思うと、かさぶたのような血の塊が多めに排泄。これまでも若干血が混じっている事はありましたが、今回は結構な量です。うわッ！っと思っていると、鮮血がポタポタと滴っています。。

「ま、まさか、、これって。。。」

主治医先生に聞いたのか、ネット情報でめにしたのか、以前どこかで見聞きした情報が頭をよぎりました。

手術痕の傷口が治りかけの時に、それまでの古い組織、かさぶたのようなものが剥がれ落ちる事があります。その時、少量の出血を伴います。稀に十分に治癒していない場合、太い血管から多めに出血してしまうケースがあります。その場合には処置が必要なので最悪救急車での搬送も….

「うわゎぁ、、、マジかぁ。、。、。」

ポタポタ滴る血に、とてつもない不安な気分に。。。と、その刹那、クラクラっと目の前が真っ白に。前後左右ぐらぐらして、普通に座ってられません。。

「あぁ、、これは、。、ひん、、け、、つ。。」

メンタルからくる不安と、実際の出血からか、ホワイトアウトの貧血状態。。目の前真っ白で意識が無くなってしまいそうです。

「このまま、、倒れて、、もしや、、し、、。、ｍ、。」

大袈裟ですが、最悪なイメージも想像してしまいます。。ですが慌てずビビらず、、深く深呼吸。。パニック注意でまずは深く深く深呼吸で呼吸を整えます。。そうこうもがく事数分、数時間かのように感じる時間でしたが、何とか正常な状態に戻ってきました。。脳に酸素が届かなかった模様です、、本当に怖かったです。。
恐怖の出血、からの貧血体験を乗り越えると、滴り落ちていた出血もなんとなく落ち着いてきました。いったんホッ、、と一安心です。。ウォシュレットで優しく洗って多くても安心、夜用ナプキンをセットして布団に戻りました。

「このまま落ち着いてくれれば良いけど、。。、、」

痛みに疼くお尻。。寝て起きたら布団が真っ赤になんてなっていたら、、、などと悪い想像しつつ、いつの間にか微睡みの中に。。
気付けば翌朝、ゆっくり眠れました。出血はどうだろう、と確認すると、若干ナプキンに付着しているものの、概ね問題ない模様です。良かった良かった、、と、とりあえず一安心です。。それでも不安の中、この日は無理せず横になっている事に。昨夜のショックからか、運よくこの日は便意も訪れず、肛門を休ませることが出来ました。。相変わらずヒリヒリ痛みますが、これまでの感覚とはちょっと違ってきています。やはり昨夜の恐怖体験は、治癒が進んでいる過程のひと山だったのかと実感しました。。

いつもの薬服用時間になりましたが、これまでと違って痛みがソフトになってきているような感じで、またちょっと億劫だったので、薬も服用せず、ゴロゴロと横になって過ごしていました。するとなんとなく悪寒が。。背筋がゾクゾクします。。あぁ～、、この感じは、、と、体温を測ってみると。。

「38.1℃」。。。

これまでロキソニンに首根っこ掴まれていたインフルエンザくん。。防波堤が無くなって暴走し始めた模様です。。
あぁ、、そうでした。。ケツ痛に加えてインフルエンザ（多分）でもあった事、思い出しました。。コホコホ、、クッシュン、、と、ケツ痛に響きまくりの厄介者、インフルエンザウィルスくん、、。仕事ができる状態に戻るまでは、もうちょっと時間が必要な模様。。。

ゆるりと回復傾向な、、

痔回に続く！！