高崎市綿貫町、群馬の森内に鎮座する群馬県立近代美術館で鴻池朋子展「根源的暴力Vol.2 あたらしいほね」を観る。

先日高崎市綿貫町、群馬の森内にある群馬県立近代美術館で鴻池朋子さんの展覧会「根源的暴力Vol.2 あたらしいほね」を開催中との情報を目にしたので、コレは!と思い早速観て参りました。群馬の森に到着し歩き出すと、ポケモンGOをお楽しみ頂いているのであろう若者がちらほら。ポケモンGO、あいかわらずスゴイっすね。私めは熱がすっかり冷めました。近代美術館の入り口に到着です。

群馬県立近代美術館入り口

ポスターからしてスゴイ存在感です。入館して右手のカウンターでチケットを購入。早速展示会場へ。

展覧会会場

展覧会会場 入り口のオブジェ

入り口付近にポンチョをかぶった少年のオブジェが。皮の感じが良いですね。写真撮影OKらしいのでバシバシ撮らせて頂きます。早速会場に入ります。

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鴻池さんは3/11の東北震災以降、作品が作れなくなってしまったのだそうです。5年たってようやく創作活動を再開。そこから生まれた作品群はやはり大変なパワーがあります。そのひとつひとつに光と影が宿るような世界観です。

テントの中に影絵が回っていました。ここを抜けるとスゴイのがありました。

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圧倒的な大きさ、スケールです。圧巻です。鳥肌です。しばらくその場を動けませんでした。縦6m × 横24mの巨大な作品です。これもすべて縫い合わされた皮に描かれています。

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個人的にはこのイワシ君。入り口付近にあったのはお腹が裂かれていましたが、こちらのイワシ君は活き活きとしています。笑顔にも見えます。まさに、生と死、ですね。

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そしてラストにクールダウンするかのようにドローイングが展示されていました。動物や昆虫と人間の四肢が組み合わさっている姿が大変面白く愛らしいですね。鴻池さんの描く女の子のモチーフも大変キュートですね。

我々人間は生きる為に他を殺め食べる。根源的な暴力について考える時間でもありました。これからも食事の際は感謝の言葉、深みをまして「頂きたい」と思います。
群馬では8/28で終了してしまいましたが、次は12月新潟県の新潟県立万代島美術館でタイトル、鴻池朋子展「皮と針と糸と」として開催されるとの事です。鴻池朋子さま、大変な作品を拝見させて頂き本当にありがとう御座いました。今後のご活動にも期待しています。

[link] : Tomoko Konoike Official Site / 鴻池 朋子 オフィシャルサイト
[link] : 鴻池朋子展「根源的暴力Vol.2 あたらしいほね」 | Projects | VOLCANOISE
[link] : 群馬県立近代美術館ホームページ 
[link] : 鴻池朋子展「皮と針と糸と」 | 新潟県立万代島美術館