先天性の四肢疾患で両足を失っている片山真理(かたやままり)さん。埼玉生まれ群馬県太田市生まれで、高校在学中に「群馬青年ビエンナーレ’05」に入賞。以降芸術活動を行い、自らを被写体としたセルフポートレート作品を多数発表。
どこかで目にした事はあったのですが、先天性の四肢疾患、というインパクトもあり、記憶に残っていたのかと思います。今回、群馬の森の中にある群馬県立近代美術館で、展覧会があるとの情報を聞いたのでちょっと寄ってみる事に。
美術館到着。一階受付でチケット購入。二階常設展の奥で展示しております、との事。入場料300円で常設している作品群と共に拝見致しました。片山真理さんの展示については撮影OKとの事でしたので、こちらでも紹介させて頂きます。
会場入り口の展示。片山真理さんの世界観むんむんです。
結構広めな展示会場。写真の作品内で目にする四肢のオブジェと、天井からつり下がった網が印象的です。
網からさらに垂れ下がるストッキング地のオブジェ。得体のしれない気色悪さがあります。繭のような生命体に見えてきます。
写真作品。河原での作品ですね。自然と溶け合う印象です。
コチラも河原でのポートレート作品。妙な寂しさがあります。
橋の上、義足を装着しての一枚。人間の生命力、力強さを感じます。
会場に展示してある四肢のオブジェと合わせたポートレート作品。なんとも妖艶な、エロティックなイメージです。あえてさかさまにした作品のようです。
他にもいろいろありましたが、どの作品も生命力が溢れ、生き生きとして、いろんな意味で大変惹かれる作品たちでした。2017年3月20日まで開催との事。
片山真理さん、今後のご活躍もお祈り申し上げます。
[link] : 群馬県立近代美術館 – 片山真理「帰途」Mari Katayama : On the Way Home[link] : Mari Katayama | shell-kashime.com
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