無性にかつ丼が食べたくなる時ってありますよね。トンカツ、じゃなくて、かつ丼。出汁に玉ねぎ、玉子でとじられた甘じょっぱい例のヤツ。ソースカツ丼もいいけど煮カツが乗っっかった、所謂スタンダードなかつ丼。そんな気分になったとです。そんな時、私的にはいつもコチラ、前橋市荒子町、 前橋総合運動公園 東側に位置し、国道50号線二ノ宮交差点を北上し大凡1分。なんともノスタルジックな面持ちで通り沿いに鎮座する、焼きまんじゅうが有名な老舗食堂。小雨降る中、千福食堂(せんぷくしょくどう)さん、いざ突撃です。
お年をめされたオールド世代な先客様が5~6組。大変商売繁盛で御座います。比較的定位置な、厨房よりのテーブルに着座。丁度お皿を下げられていたお姉さまにかつ丼をオーダー。セルフサービスのお茶を頂き待機します。
いつ来てもこのノスタルジックな雰囲気が落ち着きます。おばあちゃんの家に遊びに来たかのようです。なんでも昭和8年創業との事。もう80年以上営業されておられるのですね。なんとまあ戦前からですよ。スゴイです。御見逸れしました。数分後かつ丼到着です。
おおー!コレですコレ。会いたかったよ、愛しのかつ丼くん。卵のトロトロ加減が丁度ヨカです。創業80年のお味、アツアツを早速頂きます。まずはセンターの赤身部分をひとくち。ウン!コレです。絶対うまいヤツです。きめ細かな肉の繊維を噛み締める度に旨みが溢れだします。甘く煮られた衣も最強です。絶対白状しちゃいます。汁の絡まったご飯をパクリ。ハイハイ、ウマすぎます。ウマ過ぎちゃんす。炭水化物最高です。お味噌汁ではなく、ラーメンスープをひとくち。うん、何とも落ち着く幸福味です。千福味です。ホッと肩から力が抜けます。浅漬けで箸休め。こちらも優しいお味。今度はロースの脂身側をひとくち。ウン、ウマい脂がはじけ出します。口中肉汁祭りです。間髪入れずご飯をひとくち。カツの端っこ側をパクリ。脂身の旨さが際立ちます。ラーメンスープで口直し。ご飯と玉ねぎをパクリ。豚肉を噛み締めつつ、バラけた衣をご飯と共にかき込みます。最高のひと時です。そうこうしている内にかつ丼ランチもエンディング。ラストのお米をかき込んで、ラーメンスープで〆ます。ご馳走様でした。
先客のオジサマ、オバサマたちの半分は皆さまお土産で焼きまんじゅうを頼まれておられました。個人的に焼きまんじゅう自体さほど好きではないので、今度は焼きまんじゅう好きな家族を連れてお邪魔したいなと思いました。千福食堂様、いつまでもこのスタイルで営業して頂けますよう、心からお祈り申し上げます。また次回、楽しみにしています。今度はカツカレーかな。
[link] : 千福食堂 (千福) – 伊勢崎/定食・食堂 [食べログ][link] : 千福食堂 [前橋市荒子町/定食、食堂]の店舗情報 – Yahoo!ロコ
[link] : 前橋総合運動公園