国道17号線国領町前橋リリカ側に鎮座する隠れ家的ド庶民派そばうどん店、群馬では珍しい立ち食いのお店「めん茶屋」でそば大盛りを食す。

こちらも以前から一度は行かなくてはと、覚悟を持って思っていたお店。国道17号線国領町に鎮座する名店「めん茶屋」さん。営業はお昼のみです。以前一度訪ねた事があるのですが、ちょうど顔を覗かせた店主であろうおとうさんに、麺が終わっちゃったよ、との事で涙を飲んだ事が。今回はそのリベンジも兼ねて再来訪です。駐車場があるのかないのかよくわからなかったので、車は別の用事で失礼した店舗に失礼させてもらい、徒歩で向かう事に。

来ました。めん茶屋。

めん茶屋 外観

これですよ、この外観。。入るのには大きな勇気が必要です。
えい!ままよ!と立て付けの悪い戸をギギッと開けます。

いらっしゃい~、とよいお年のおとうさんとおかあさん。お二人で営業されている模様です。店内は3メートルほどのカウンターのみ。メニューもいたってシンプル。そば大根てのはなんなのだろうと疑問が残りますが恐ろしくて聞けません。。基本サイズのチョイスのみです。天ぷらはおろかサイドメニューの類は何もなく、コップもないのでお水も出ない模様。最強です。最強なお店です。10秒間考えてそば(大)500円を注文。この時代に500円て。。

めん茶屋 店内

後ろに座って待ってて、とおかあさん。壁際に木の長椅子があります。言われるがまま着座して待つこと数分。ハイお待ち、ときました。そば大。

そば 大

観た感じはさらりとした風味よさそうなおそばです。カウンターにはそばつゆが入った容器、ネギ、大根おろし、ねりワサビ、七味等が用意されていて、勝手に入れろ、と無言の主張です。積まれた蕎麦猪口をひとつ手にしてそばつゆを投入。早速おそばをひとつまみ、ズズっと頂きます。

うまい!
マジ美味い!!

ビックリしました。このクオリティはすごいです。おやじ、ホンマもんのプロやな。最高だぜ。勢いに乗って二度三度と連続でズズっと。いやぁ、風味豊かでのど越し良くて、本当にうまい蕎麦です。ネギを入れて一口。ワサビを溶いてまたひと口。うず高く盛られた大盛の山がみるみる低くなっていきます。終盤戦は七味で一杯、ネギを多めに一杯と。そうこうしている内に満腹感襲来。至福の時もエンディングです。
残るおそばを丁寧に蕎麦猪口へ。ネギとお汁を足して蕎麦湯を投入。白濁したトロトロのヤツです。一口すすれば分かります。最高です。お汁とネギを足して蕎麦湯のアンコール。やっぱうまいです。最高です。

その昔、そもそも蕎麦なんてものは代用食で、改まって食べる高級品じゃないんだ、ポケットの小銭で食べるものだ、と諸先輩に聞いたことがあります。この「めん茶屋」さん。まさにそれです。現代社会にタイムスリップした本物のリアル蕎麦処です。
綺麗な店舗でおそばも美味しく、それもそれで確かに良いですが、本来のおそばを味わうにはこういったお店もアリかと思います。おとうさんもおかあさんもそれなりのお年でしょうから無理せずなるべく長く頑張ってくださいね。

ちなみに駐車場はお店の斜め向かいに2~3台置ける駐車場がありました。コンクリートブロックに「めん茶屋」と記述あり。

また寄らせて頂きます。めん茶屋さん、最高です。

[link] : めん茶屋 – 中央前橋/そば [食べログ]