夕飯を諦めかけたその時、闇夜に包まれる上信越自動車道に一点のオアシスがあった。東部湯の丸サービスエリアフードコートでかき揚げそばを食す。

北陸旅行シリーズのラスト。帰路でのことです。富山県氷見市で閉店間際の 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街 で最後のお土産を物色してから一路上州前橋へ。行きは新潟長岡まわりだったので帰り道は長野まわりの上信越経由で帰ろうかと。携帯のナビ情報を見ると、上越から上信越道に入ってすぐのサービスエリアで食事が出来そう。その時19時半頃。まあレストラン等もありそうなので大丈夫だろうと。上信越道に入って数分、お目当の妙高サービスエリアへ。減速して近づいてみると真っ暗です。営業終了です。ああ、終わっちゃったんだと、家族一同落胆です。空腹なだけにその落胆ぶりは半端ないです。それでもまだ次があるだろうと。が、考えが甘かった。その次、小布施もダメ。松代もやっていない。。もう今日は夕飯諦めるか、お土産のお菓子開けようか、などと会話しながら次でダメだったらそうしようと、その時21時頃。ダメモトで入った東部湯の丸サービスエリア、、おお!店舗が明るい!ヤッてるじゃありませんか!家族一同やったー!と。やっと今夜の夕飯にありつけます。。。ホッ。。

店内に入って早速券売機のパネルで品定めです。山賊バーガー、山賊丼と「山賊焼き」といった大きな揚げ鳥がおススメなようです。小学生の子供がバーガーにする!と言ったものの売り切れ残念。不本意なまま山賊丼を購入。私めはやはりお蕎麦、かき揚げそばをオーダーしました。お水をもらって着座。数分後番号呼ばれました。

東部湯の丸SA かき揚げそば

おお、、何とも落ち着く感じです。数日ちょっとリッチな魚系が続いたので、普段内地で暮らしている自分にとってはこういうのが落ち着きます。早速スープをひとくち。はい!これですコレ。いつものヤツです。かき揚げを崩してひとつまみ。うんうん、これですこれ。油の風味が何とも落ち着きます。おそばをズズっとすすります。ん!美味い!やっぱ信州お蕎麦の本場!フードコートのお蕎麦でも一味違います。香り高いのど越しが良いヤツです。家族と分け合ってあっという間に完食です。

子供がオーダーした山賊丼は思いのほかデカくて小学生ではちょっと食べ切れませんでした。大ぶりの揚げ鳥がキャベツの敷かれたご飯の上にドーンと。おおよそ1/3を残して倅撃沈です。ケツは親父が持ちます。まず揚げ鳥をひとくち。うん!ニンニクが効いていて大変美味しいです。山賊(揚げ鳥スタミナ)丼です。何とも豪快な山賊です。食欲に火がついてあっと言う間に完食です。それにしても揚げ鳥なのになぜ山賊焼き?と思って後日調べてみると、なんでも松本市や塩尻市周辺で人気のある郷土料理で、初めは焼いていたものがやがて揚げられる様になったとの事。まだ山賊との名称も諸説あってハッキリこれと言うのは分からないとの事。個人的には大きな揚げ鳥とニンニク風味の豪快さとさを山賊に例えているのかと思いました。

高速道路で20時を超えてやっているサービスエリアってなかなかないんですね。次回はもうちょっと下調べしておこうかと思いました。東部湯の丸サービスエリアさん、24時間営業ありがとう御座います。なんともスリリングな旅の〆飯になりました。

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[link] : 東部湯の丸サービスエリア(上り)スナックコーナー – 軽井沢/定食・食堂 [食べログ]
[link] : 山賊焼きって?|ミート&デリカテッセン 本郷鶏肉|信州名物山賊焼き、惣菜
[link] : 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街