内痔核根治術(結紮切除)いぼ痔手術体験記 その3 – 手術当日。20年以上育て上げたイボ痔とサヨナラした手術体験日記ブログ。

内痔核根治術(結紮切除)いぼ痔手術体験記 その3 – 手術当日。20年以上育て上げたイボ痔とサヨナラした手術体験日記ブログ。

そしていよいよ運命の手術日当日。緊張のせいか早寝のせいか、早朝4時半に目が覚めてしまいました。本日は飲食禁止、口にして良いのは 経口補水液 OS-1 のみ。持てあます贅沢な時間に朝もはよからゆったり読書開始です。朝8時に看護師さんが下剤の座薬を入れに来てくれました。またまたプリっとお尻を出して、クリクリっと挿入。最低5分は我慢ですよー、はいはいー、と言ってるか言わないかくらいで、すでに若干したい感じです。早めにトイレに移動して我慢プレイ。ムググぅ~、、ともう5分ほど耐えて辛抱たまらん!と放出。昨夜同様にあまり量が出ず。こんなものかな、と部屋に戻ります。

読書をしていると看護師さん登場。そろそろ点滴始めますねー、と。点滴始めると着替えが出来ないので、早くも手術着にお着替えです。ガウンのような感じですが、各部プチプチっとボタンで着脱する事が出来ます。いよいよオペっぽくなって来ました。若干緊張気味です。。左腕の手首近くにチクりと点滴用の太目の針が入ります。チョイ痛し。テープで固定してベッド上でおとなしく読書の続きです。手術予定は14時頃予定で概ね5時間後。「竜馬が行く」を読書をしつつも、悪い妄想が膨らんでしまいます。手術室ってどんなんだろ、、痛いかな、、麻酔ってどうなんだろ、、術後の痛みは、、などなど、いつの間にか手に汗握ってしまいます。。読み進める「竜馬が行く」、志半ばで散った幕末の志士達と比べれば何をビクビクしちょるか。明日は明るいぜよ!と、竜馬先生に励まされる思いです。竜馬先生ありがとう御座います。

そうこうしている内にお昼を過ぎて13時半頃、妻が病院に到着。万が一に備えて身内の待機が必要なのです。妻の顔を見て一安心すると共に、迫るオペ本番に向けて期待と不安とビビりと恐怖とで緊張状態MAXに。全然平気!と強がっておりますが、ホントは嫌だよぉ、、帰りたいよぉ、、逃げたいよぉ、、と、腹の中の弱虫が漠然とした不安に騒ぎ始めます。。
緊張の影響か便意を催しトイレに。小粒なヤツがプリプリっと2、3粒、姿を見せました。最後のひと絞りだった模様。レベル3状態 でのウンコもこれで最後か、、お痔さんバイバイだね、、などと若干ノスタルジックな気分で、脱出するお痔さんをグイっと押し込みます。

それから小一時間ほどして看護師さん登場。お待たせしました、それじゃあ歩いて手術室に向かいましょー、と。いよいよ、です。。点滴セットをコロコロしながら徒歩で手術室まで向かいます。エレベーターを降りてちょっと行ったところ、手術室、の文字が。。緊張MAXです。心臓バクバクで飛び出しそうです。いよいよかぁ、、と、怖くて泣きそうな気分ですが、覚悟を決めてイザ手術室へ。広々とした眩しいほど明るい室内で、天井にドラマなどで見る例のライトがあります。もうここまで来たらまな板の上の鯉。どうにでもしてくれ!といった心境です。
それではこちらに横になってくださいー、とベッドに横向きに。麻酔科の先生登場です。まずは本番麻酔前に、麻酔用の麻酔をしますねー、ちょっとチクリとしますよー、と、腰の背骨周辺にチクリチクリと。緊張しているのでビクっ!と反応してしまいますが、さほど痛くりません。待機後、麻酔が効いているか確認して、いよいよ本番の麻酔、背中をドスンと押される感じがしますよー、と先生。いきますよー、と、ドスッ、ドスリ、と、確かに押されているような感覚はあるものの、注射針を刺されている感覚はまるでナシ。背骨に注射、、それ自体痛いんじゃないのかとビビッていたので、なんだこんなものか、といった感じです。徐々に麻酔が効いてくるようで、下半身がモヤァーとして、ビリビリっと痺れてきます。まったく感覚がない訳じゃありませんが、いつの間にやら自分で満足に動かせないように。先生が保冷剤を手にして、ここは冷たい?ここは?ここは?と効いているか入念にチェック。ハイ、それじゃ始めましょう、と、手術用ベッドに看護師さん達に介助されつつ移動。への字に折れるベッドにうつ伏せねんねでスタンバイです。上がったり下がったり曲がったりして位置調整、心電図や血圧計を付けられてます。
馴染みの開業医先生と、当病院の担当先生登場で、よろしくお願いします、気を楽にしてくださいねー、と。馴染みの先生登場で気持ちがホッとします。本番前の下準備のようで患部付近を何やらゴニョゴニョしている感じ。剃毛などされているのかと勝手に妄想しました。ちなみに男性器周辺、陰毛の剃毛は御座いませんでした。それでは始めまーす、と、いよいよオペ本番のご様子。相変わらずお尻周辺を何やらされている微妙な感覚はありますが、まったくの無痛。本当に無痛です。うつ伏せで看護師さんに、大丈夫ですかー、ご気分悪くないですかー、などと、背中をさすられつつ。ハイ、全然大丈夫ですー、と、まるでマッサージ屋さんにいるような感覚です。本当に手術が始まっているのかと疑うほど。そのうちに髪の毛が焦げるような匂いがしてきました。ンビビビと、微妙な音と共に電気メス?レーザーメス?でしょうか?で、患部を処置している模様。あぁ、痛くないけどやっぱ切っているんだ、と。

ハイ、お疲れ様でしたー、終わりましたよー、と、おおむね40分程で手術終了。拍子抜けするほどに痛くなくて、本当に麻酔ってスゴイと再確認です。神様ホトケ様お医者先生様、感謝感謝で御座います。本当にありがとう御座います。
その後、おしっこが自力で出来ないので尿道に管を入れるとの事。無論こちらも麻酔が効いているので全く痛みなしです。手術着を着せられ、移動用のベッドにヨイショっと、移してもらい、ガラガラっと病室に戻ります。点滴と心電図は付いたままで若干の煩わしさを覚えつつ、あぁ終ったんだな、と、本当に一安心です。
その後、馴染みの開業医先生が病室に来てくれて諸々報告、大小合わせて四ヶ所切り取りました、との事。え!よっつもあったんですか、、と。一般的には三ヶ所にできやすい箇所があると言われているので、ひとつ増えちゃって四ヶ所。。特に出来やすい場所、という事で、どこにでもできる可能性はあるのだ、と先生。あぁ、そうなんですね。。でも万事無事終わって一安心です、先生ありがとう御座いました。と、ご挨拶申し上げました。

待機していた妻も無事を確認して、お疲れさまー、問題なさそうだねー、んじゃバイバーイ、と早々に帰宅。二度の出産を経験している妻、私の「大業をやり遂げた感」とは違い、サッパリしたものです。改めて、母は強し。
ベッドより天井を見上げてホッと一息。。点滴がふたつになってました。

ダブル点滴

あとは麻酔が切れたらどうなるのか、、初めのお通じは痛いらしいけど、、と、まだまだ不安材料満載ですが、とりあえず余裕で本番終了した事、手術前の不安な気持ちが嘘のように、大きな安堵感でいっぱいです。

が、しかし。。本当の闘いは。。。

痔回に続く!!

内痔核根治術(結紮切除)いぼ痔手術体験記 その4 – 術後初日。20年以上育て上げたイボ痔とサヨナラした手術体験日記ブログ。

内痔核根治術(結紮切除)いぼ痔手術体験記 その2。20年以上育て上げたイボ痔とサヨナラした手術体験日記ブログ。